肩関節痛

2019年11月07日 12:21

肩関節痛
肩関節痛は肩関節と周囲の軟部組織の退行性変化、外傷、炎症(感染症・非感染症)腫瘍、神経の圧迫や変性などに起因し、また、頚椎症、内臓病変の疾患でも生じます。40歳前後から多くみられるのが肩関節周囲炎(40肩・50肩)です。これは、腱板、肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋長頭腱炎、腱板疎部炎、癒着性の肩峰下滑液包炎や関節炎など明らかな原因でなく肩の疼痛と可動域制限を呈する症候群です。特に注意が必要なのが肩の激しい疼痛が特徴がみられる夜間痛(寝てて痛みで目が覚める)です。この場合は肩周辺に石灰が沈着し科学的刺激や関節内圧の上昇をおこしているケースがあります。あまりにも疼痛が強い場合はステロイド剤を注射することが有効になります。他に、外傷のエピソードがないのに肩の膨らみがなくなり腕が上がらない時は腱板断裂を起こしているケースがあるので注意が必要になります。また内臓疾患でも関連痛がみられますので、肩関節の痛みは鑑別が特に注意が必要になります。

前のページ
記事はありません
一覧へ
次のページ
鍼灸の魅力
記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)